こんにちは、ハルです。ブログにお越しくださりありがとうございます!
アルバムの最後に収録されている曲『for fairytale』
曲だけ聴いても、歌詞だけ見ても楽しめます!でも…ぜひ!目と耳、両方で受け取ってほしい!!そんなメッセージが込められている古川さんの曲。この曲はそれがすごく感じられました。
お手元に歌詞のご準備お願いします!良かったら最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
アルバムの中でも特別な一曲
『切嵌とfairytale』のMVでは、この物語(アルバム)の語り手という立ち位置だった古川さん。ストーリーテラーでした(ほら、あの奇妙な物語の某司会者さんみたいな(笑))
この曲にはMVは無いですが、ここで再び語り手として登場する、そんな一曲です。
聴いてみてください!絵本を読み聞かせしてくれているように優しい歌声なんです。
ある意味、この曲だけ現実なんですよね。
でも御伽噺は終わっても、君の物語はまだまだ続くよってこと、読み手へ直接語りかけている曲。
どんどん変わっていく「御伽噺」の意味
歌詞を見ながら聴くと、漢字と読みが全く違う歌詞が多いことに気付きます。
このアルバムでもたくさんあって、そこを楽しめるのも古川さんの作る世界観の特徴。アルバムではこの曲が一番、変換が多かった気がします。
さらにこの曲では、「御伽噺」の意味がどんどん変わっていくんです。
【1番】 絵空事(fairytale) 御伽噺(ニセモノ)
【2番】 御伽噺(絵空事) 物語(fairytale)
【Cメロ】 御伽噺(おとぎばなし)
【ラスト】 物語(fairytale) 未来(おとぎばなし)
どうでしょうか?1番と2番の「御伽噺」の意味がラストに向けて変化していると思います。
歌詞を見ないで歌だけ聴くと、どれも“おとぎばなし”には違いないのですが。
ラストサビの“おとぎばなし”
どんな想いで歌っているか、それが凄く伝わってきました。伝えようとして気持ちを込めて歌うと、こんなにも伝わるんだなと。
ストレートなメッセージ
いつだって伝えようとしてくれるのが古川さんの歌です。この曲は、曲というよりも手紙に近いような、それくらいメッセージがいっぱい込められていました。
気づいたことをいくつかまとめていきます。
①全部違う歌詞
同じなのは「君という物語」のところくらい?伝えたいことをギリギリまで詰め込んでくれたんだなという気持ちになりました。
②サビの繰り返しが無い
最後は同じサビを繰り返したりする曲が多い中でこれは珍しいなと思いました。
絵本を閉じたら現実だから、現実は時が止まらない(=前に戻らない)
これはもう「曲」というより「手紙」です。
こんな感じで色々解釈するのも楽しいですね。
③歌詞も読みも一致しているパートが映えている
Cメロ(といっていいか分かりませんがw)「君は確かに在って~唯一のストーリー」のところ
あれだけ歌詞と読みがコロコロ変わっている中で、このパートはそのまんまなんですよね。それがすごく、胸に響きました。
あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
優しい、温かい曲だなと思いました。
絶対否定しないし、そっと寄り添ってくれる歌詞。
「こうしたらいい」って答えが明確に書いてあるわけじゃない。
でも、彼が伝えようとしてくれていることは、ちゃんと伝わってくる。
古川さんの言葉って、こんなにも力強いんだ。
最後の歌詞にも元気もらえますよね。
そして、これは、これからも色んな物語を読めるとも解釈してもいいですよね。
古川さんのペースでこれからも音楽活動を楽しんでいってほしいです。素敵な物語、ありがとうございました。